こんにちは、mikoと申します。
【肝細胞癌】と告知された夫の「摘出手術」を受けて2年になりますが、今は元気に過ごしております。
しかし、度々の通院と治療入院を繰り返していますが主治医の説明にも、毎回質問し答えて下さるのですが、いまいち理解し難く ”もやもや” とした気分なのです。
なので思いきって【セカンド・オピニオン】を受けることを夫と共に決心したのです。
今までに「セカンド・オピニオン」と云う言葉を耳にしたことはありましたが、実際に受けることになろうとは思いもしませんでした。
受けてみて「患者本人」と「家族」が理解した上で【悔いのない治療】を受けることが最も大切なことだと痛感し、この体験を同じ思いをされている方のお役に立てればと思います。
セカンド・オピニオンとは
セカンド オピニオンとは「意見を求める行為」として、よりよい決断をするために当事者以外の専門的な知識を持った第三者の意見を求める行為のことです。
病気の診断や治療法が適切か、他の方法はあるのか、などを聞くことでより納得して治療を受けることが出来るよう、主治医以外の医師から意見を聞くことができる制度のことです。
今、「がん治療」を受けながらも「不安」を抱きながら続けているのならば、先ず第一は 主治医にその不安を相談すべきだと思います。
そしてその「不安を解消」する事こそが大切であり、解消できないのであれば「セカンド オピニオン」を受けることをお勧めします。
セカンド オピニオンへの前準備
何故、「セカンド オピニオン」を受けようと思ったのかと申しますと【肝臓がん】と告知され、即「摘出手術」を受けたものの、すべての癌が取り除けず、残った癌と再発する癌細胞を阻止するため 5回の「肝動脈塞栓術」と「抗がん剤服用」の治療を繰り返し2年が過ぎました。
今のところ、毎日元気に過ごせているのですが「不安」と「疑問」を抱き始めたのです。
- 肝臓の状態はどうなっているのか?
- 治療の効果はどうなのか?
- もっと他に治療方法はないのか?
通院診療の度に、主治医から その都度説明を受けるのですが、どうも理解し難く、質問も繰り返し、答えて下さるのですが、呑み込めないまま時間は過ぎて行くばかりです。
そこで、ネット検索して「肝臓の治療方法」を調べて行くに連れ「セカンド オピニオン」を受けてみたいとの想いが大きくなりました。
受けるためには「受けたい医師」を探さねばと、知人に相談したり、肝臓がんの治療を受けた経験のある友人などに相談したりと手を尽くした結果【肝臓専門医師】〈 T先生 〉にたどり着くことが出来たのです。
私たちは自分で「受けたい医師」を探せましたが、 どの病院で受けるか迷う場合には、 【がん診療連携拠点病院】の「がん相談支援センター」に相談すると、お住まいの地域でセカンドオピニオン外来を行っている病院や病院の専門領域などについての情報を教えてくれますので利用されることをお勧めします。
セカンド オピニオンを受けるためには
セカンドオピニオンを受けるためには、先ず主治医に相談をせねばなりません。
「悔いのない治療」を受けるため勇気を出して、次回外来診察日には思い切って主治医に話そうと決意し、当日「今、不安に思っている気持ち」を正直に打ち明けたのです。
こんな調子で会話を交わし「納得して治療を受けたい」という自分たちの想いを伝え「セカンド オピニオン」へと会話を進め、主治医に了解していただき〈 T先生 〉のお名前を伝えました。
主治医との相談成功にホットしました
セカンド オピニオンの予約
セカンド オピニオンの予約方法は、主治医からの紹介として同病院から紹介先の病院へ予約を入れてくれます。
でも、私たちは〈 T先生 〉のご都合と自分たちの希望日との兼ね合いを考え、自分で予約を申し込む旨を伝え、その日の診療を終えました。
その後【紹介状】と【検査結果データー】が郵送にて自宅に届いた後、電話で申し込みは終了しました。
セカンド オピニオンに必要なもの
セカンド オピニオンに必要なものは
- 主治医の紹介状
- 今までの検査データーと治療結果
- 身分証明証(保険証など)
- 印鑑
- お薬手帳
などを持参して行きましょう。
セカンド オピニオンの費用
気になる費用ですが、セカンドオピニオンは「診断」ではなく「相談」となり、健康保険などの対象外ですので【全額自己負担】となり通常の診療よりも料金が高くなります。
自由診療ですので、病院ごとに金額が異なり, 1時間 1~2万円というところもあれば、3~5万円というところもありますので予約する前に金額や時間など詳しく聞いておくと安心ですよね。
参考に、私たちの場合は自分で電話予約申し込みをした際、電話窓口で「セカンド オピニオン」について詳しい説明をして下さり、費用も1時間内で22,000円が必要とも教えてくれました。(この病院はカード払いも可能でした)
セカンド オピニオンを受け終えて
セカンドオピニオンを受けた後、その結果をもとに、主治医の提示した治療を受けるのか、セカンドオピニオンの医師の治療法に変えるのか、主治医とよく話し合いましょう。
とのことですが、私たちの場合は〈 T先生 〉に相談・説明を受けて知りたかった
- 肝臓の状態
- 今までの治療効果の有無
- 今後受けられる治療方法
- 治療で受けるリスク
など、理解しやすく説明して下さったので、
と 迷うことなく、その場で〈 T先生 〉の治療を受けたいと申し出ました。
その結果「セカンド オピニオン」の結果報告は〈 T先生 〉から主治医へ連絡して下さるとのことですべて解決済みとなり、次の治療へトントン拍子に事が進みました。
まとめ
やはり「セカンド オピニオン」を受ける決心をしてよかったと思います。
今はスッキリした気分で治療を受けています。
願望はよき効果が得られること
しかし、たとえ期待通りの結果が得られなくても、私たちが “納得して選んだ治療” ですから後悔はいたしません